2015年5月29日金曜日

栗芝プロジェクト2015『explace』:: カッティングマシンワークショップ#01

こんにちは、たろぐです。

今日は栗芝プロジェクト2015『explace』が主催するカッティングマシンワークショップに参加してきました。


カッティングマシンでステッカーを作ろう!というワークショップで、ぬままるやらray-rhythmといったプロジェクトがステッカー作りに来たり、1年生から4年生まで顔出していて、いいスタートになったと思います。

僕自身、2時間ほど前にマルメに潜伏して、ホワイトボードや紙にラフを描いたり、 イラレで描き起こしながら調整したりしてました。




そこから出来たデータがこれの左上の子。


で、時間になったのでワーキングスペースへ。


既にやる気まんまんな人たちで盛り上がっていました。



僕もその場で仕上げ作業をしつつ、出力周りのところをプロジェクトの人たちに聞いていました。するといくつかの問題が。

・線データにイラレ上で太さを設定しても、線データの実体は1本の線なので、太さが反映されない
・グループ化などで複数のオブジェクトを組み合わせても、個別のオブジェクトが持っているアウトラインに沿ってそれぞれ切りだされるので、外周を切り出したい時に事故る

といったものでした。
 僕が今回作ったデータは外周を切り出すタイプではないつもりなので、下のは大丈夫。問題は上ので、線の太さを反映させたものにしたいので、データの調整が必要でした。
あれこれ試行錯誤したのですが、結果としては、パスのアウトラインをとることで線の太さを反映した切り出しができると確認できました。
ここでもういっこ問題が。

・線の部分を切り抜く方法だと、今回作った図形の外周が綺麗に見えない。

内側に入っていく線が、変な切れ込みに見えちゃうという問題が出たため、急遽図形の外周にもういっこ縁取りをしました。で、最終的に切り出した図形がこちら。


可愛い!!

で、ここからはプロジェクトの職人さんたちに出力したものを仕上げてもらいました。
カッティングされた紙から、抜く部分をピンセットなどで剥がしていく




切り出したものにラミネートシールを貼り、丁寧に空気を抜いていく


ステッカー部分の周りを切って…


完成!


可愛い!!

という訳で、ステッカーができました!
ワイワイやれて雰囲気もよかったし、主催者側が飲み物とお菓子を用意してくれているなど、ウェルカムな空気を非常に出してくれていたのがとても良かったです。

で、気になったこと・課題点については何人かのプロジェクトメンバーの子にはその場で伝えたんですが、備忘録も兼ねてここにもメモを。

・テーマに対する理解度などが違うことがほとんどなので、ワークショップとなると、全体の概説や手順、ゴールを説明する時間を最初に入れた方がいいと思った。なので、出入り自由というよりは、スタート・導入はしっかりと時間を決めて来てもらうようにした方がいいと思う

・ 上記のはあくまで「ワークショップとして」なので、オープンスペース的なイベントなら、今回の雰囲気はとてもよかったと思う。お客さんの新規獲得を目的としたワークショップと、継続的に活動に参加してもらうオープンスペースを並行してやれるようなカタチもありかなと思う

・今回、仕上げ工程を完全にスタッフにやってもらったので、上手く完成した反面、データを投げたあとは「僕は」見ているだけだった。今回のを見ていて強く思ったのは、カッティングマシンとはいっても、機械がする工程よりも人間が手を動かす工程の方がはるかに多いなということ。「ものづくり」を体験する際に、技術・テクニックのようなものを習得して作品を作る部分が重要だとするなら、そこを参加者に伝承するようなシーンが必要だと思った(とはいえ、今回は本当に丁寧に仕上げてもらえて、ありがとうございます!)。テクニックを身につけて上手く作れるようになる、そこまでは上手くいかないことも含めて楽しめる空気作り、みたいなものが参加者まで共有できるような空間がいいと思う

・いい意味でスタッフが頑張りすぎ。同時に悪い意味でも。これからも継続して開催していくことを考えると、上記のように参加者に自分で試行錯誤させる割合をもっと大きくして、ゆるりと周回しながら確認しつつ、すごく困ってたら助ける、くらいでもいいと思う。そうじゃないと、今回終わった後の走りきった感をそれなりの頻度でやるのは大変だと思う

です。

では、残りは写真で。





















最後に。次回開催を楽しみにしている意味を込めて、タイトルに「#01」と付けました。
ワークショップお疲れさまでした! とても楽しかったので、また次回にも期待してます!

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