2016年11月28日月曜日

CD応用演習2016#10

こんばんは、たろぐです。

今回から本制作に入りました。
本番で実際に使うキットをこれから制作していくので、その素材、大きさ、動きや仕掛け、組み立てなどを試行錯誤していきながら完成に向かっていきます。また、それを使うことでシナリオがどのように進んでいくのか、学びはどのように得られるのかを細かく確認していきます。
授業プリントで説明があったように、登戸小でのワークショップ、科学館での発表会、理想的な運用環境はそれぞれ少しずつ条件に差があります。ですが、登戸小でのワークショップでは小学生と大学生のペアを親子と読み替え、科学館での発表会では大学生を科学館のスタッフと読み替えることで、最終的に理想的な運用環境ではどのように提供することができそうか、イメージすることはできると思います。コンテンツへの導入からキットの体験、学びの確認を経て日常への接続まで、それぞれのパートでどういう接点(タッチポイント)や得られる経験があるか、それがどのように流れを組み立てられているのか、本制作を進めながら煮詰めていきましょう。
こういったことを煮詰めていくの、実はすでにIxD基礎演習のUX Journey Mapのところで色々と議論をして経験しています。ということで、種蒔きは済ませてありますので、半年前を上回る収穫を見せて欲しいと思います。


2016年11月21日月曜日

CD応用演習2016#09

こんばんは、たろぐ with TouchBarです(ドヤ

今回は中間プレゼンでした。
今まで煮詰めてきたアイデアとコンセプト、プロダクトの仕掛けやギミック、シナリオと学びのゴールを現時点で整理してプレゼンテーションをしました。


プレゼンすることで相手から反応が返ってきて考えられることもあります。それと同じくらい、そもそもプレゼンするために自分たちのやってきたことをまとめる、それを自分の口から表現する時点で自分の中で理解がはっきりすることも多くあります。
この中間プレゼンで、各グループは自分たちの企画をどのように見つめられたでしょうか。 これからの本制作のために、いい準備ができたと期待しています。本制作では手を動かすことが多くなってきます。作ることはとても大事ですし、そこに没頭するくらい頑張って欲しいのですが、それと同時に、自分たちが作ろうとしているものとユーザがそれを利用している状況のゴールのイメージを常に確認して、ズレが起こらないように気をつけていきましょう。タイトなスケジュールの中で要求は多くなりますが、完成に向かって頑張って進んでいって欲しいと思います。

ともあれ、中間プレゼンお疲れさまです!

2016年11月14日月曜日

CD応用演習2016#08

こんばんは、たろぐです。

今回は、プロトタイプを制作しながら、アクティングアウトとインスペクション評価をおこないました。


プロトタイピングによってカタチにしていき、アクティングアウトとインスペクション評価によってプロトタイプを触り動かしていく中で、自分たちのアイデアに理屈に合わないことや飛躍しているところ、矛盾していることなどがないか、そしてシナリオや学びの流れが正しく組み立てられているのかを確認していきました。
前回前々回と大変だったと思いますが、今回これらの確認を進めていく中で、今までの議論できちんと組み立てられた箇所とまだ議論を詰めていく必要がある箇所が見えてきたのではないでしょうか。
また、次回が中間プレゼンということで、それまでに具体的にしておくべきところと、中間プレゼンに参加してくださる小学校の先生にご意見をいただきたいところを準備しておくようにアドバイスしました。全体のシナリオやプロダクトの実装などについてはこれからの授業でもフォロー(支援)できることが多くありますが、内容や表現などで現場の先生のご意見をいただける機会は多くはありません。中間プレゼンという大事な節目でそこについて必要な確認ができるようにしましょう。

ともあれ、次回は中間プレゼンです。
自分たちが提案しようとしている体験のカタチや作ろうとしているプロダクトについて、大筋のチェックができる大事なタイミングですので、十分な議論ができるように準備してきてくださいね。

あと、ずいぶん寒くなってきて体調を崩しやすくなっています。ただでさえハードな授業で肉体的にも精神的にも疲労が出てくると思いますので、体調には十分に気をつけて欲しいと思います。元気じゃないとパフォーマンスは発揮できないですからね。

2016年11月8日火曜日

CD応用演習2016#07

こんばんは、たろぐです。

今回は9コマシナリオ制作とプロトタイピング、シャッフルディスカッションを通じて、コンテンツのアイデアを固めていきました。


前回アイデアの方針を絞り込んでいき、制作する学習キットのコンセプト(What)を決めるところまで頑張ったので、今回はそれを、どういったシナリオで(Who)、どのようなプロダクト=学習キットを使うことで(How)、楽しく学べるシーンになっていくのか、それを議論して煮詰めていくことが目標です。
前回は大変だったと思います。ですが、今回も大変です。大変というのは、とても大事だということです。ここを適当にやってしまうと、あとは砂上の楼閣になってしまいます。せっかく具体的なユーザもいる貴重な機会なのに、そうなってしまうのは本当に虚しいことです。いいものを目指して、粘り強く意見を交わし、企画をしっかりとしたものに固めていきましょう。

既にプロトタイプを作り出しているグループは多いと思います。プロトタイピングについて、ひとつアドバイス。事実や原理など、結果が確定していることについては、早急に確認をしてメンバー全員が理解しておくことをオススメします。例えば、気温や湿度で色が変化する紙だったら温度や湿度と対応する色、それぞれの星の1日(自転周期)の長さの比較、生田緑地にいる動物や植物が何なのかとか生息分布などなど。確認を後回しにする意味は全く無いですし、一度ちゃんと確認すればいいものなのでくり返すような負担もないはずです。そして、後々でズレがあったと判明した場合にはコンテンツ自体がダメになるリスクがあります。コンテンツの土台となる部分ですので、手を抜かずにちゃんと確認しましょう。