2020年10月26日月曜日

CD応用演習2020#06

こんばんは、たろぐです。

今週は、ダーティープロトタイピングと企画検討をしました。プロトタイピングをすることで自分たちのイメージをより具体的に検討する、というとても大事なフェーズだったと思います。ギミックをテストしてみる、大きさをイメージしてみる、など自分たちのコンテンツのテーマがどうカタチにできそうかを徐々に進めて行って欲しいと思います。

授業の終わりにアドバイスとしてもお伝えしましたが、

  • そのカガクおもちゃが室内のテーブルの上で終わらないで、生田緑地や身の回りの自然などの実際にあるフィールドへアクセスするためのツールとなっていること
  • キットとして、親子が自分たちで作ってそれを遊ぶことができるようにする、それをある程度の数配布できるようにする、そのようにプロダクトを設計してコンテンツを用意する

ということを意識して企画の検討を進めて欲しいと思います。

もうちょっと細かいところでは、過去の実績としてイベントには200組程度の親子が来場してくれています。ですので、100セットくらい用意できるといいと思っています。また、もし配布しきってしまった場合に、100均やホームセンターなどに親御さんが行って材料を買ってきて、家で自分たちで作れるようにWebコンテンツを用意して欲しいと思っています。みたいな感じで、キットを用意するというのもWebコンテンツを用意するのも設計と準備が大事なことですので、各自が積極的に進めていって欲しいです。大変ですが、頑張っていきましょう。


誕生日でした!おめでとう!

今週のカバーガール

ギミックの実験です

企画の議論です

2020年10月19日月曜日

CD応用演習2020#05

こんばんは、たろぐです。

今回は、各グループでディスカッションをして方向性を決めることで、アイデアの絞り込みを進めることを目指しました。

僕が話を聞かせてもらったいくつかのグループにはあえて明確に伝えるようにしましたが、僕はこの段階でアイデアを聞かせてもらいアドバイスや意見を伝える際に、

  • 試行錯誤ができるようなものになるかどうか。それはただ繰り返しやるということになっていないか。 
  • 親子で一緒にできるようになっているか。子の役割、親の役割が明確になっているか。
  • 自然科学の仕組みがコンテンツの中心に来ているか。それが自然の中の現象や身の回りでの活用事例と文脈的に繋がるようになっているか。

という点に注目するようにしていました。

これらはこの授業で皆さんが目指すゴールをより良くするのに必要な視点・考え方と僕は考えていて、これらが不十分だとしたら、そこを見直すことを最優先に伝えるように意識しています。もちろん、楽しさを実現できるかとか、キット化・パッケージ化できそうかとか、ほかにも色々とありますが、まずは上の3点を僕は意識して注目していますし、みんなにも意識して欲しいと思っているので、そうお伝えしてました。もちろん、ほかの先生方やTAさんSAさんが注目するポイントは他にもあると思いますので、積極的に色々な意見を聞いて欲しいと思います。

あと、授業では1軍2軍に分けてから2案に絞り込んでもらっていますが、現時点では採用されていないアイデアにも自分たちでも気付いていない大きなヒントが入っていることが少なくないです。不採用=ダメなアイデアとは思わずに、それらも改めて分解してみて、その中に活用できるような考え方や気付きがあれば、是非活かして欲しいと思います。

この1週間で基本的な方向性を一旦決めて進めていくことになります(やっていく中で差し戻しになることも稀によくありますが)。今日の授業中の説明にもありましたが、親子が楽しく学んでいる姿がイメージできるように、アイデアの方向性を決めて行って欲しいと思います。

 

今週の看板娘さんです

ディスカッションでも身体性は大事な要素だと思います
 


2020年10月12日月曜日

CD応用演習2020#04

こんばんは、たろぐです。

今週は、情報の整理と分析をおこないました。各自が集めてきた情報や気付きを単位化してからグループ化し、それらの関係性を整理することで自分たちが作ろうとするものをどういう方向性に向かっていくのかを考えるためのヒントを探ります。

 

最後にSAさんたちのKJ法のマッピングを見てもらって分かると思いますが、細かく膨大な情報を整理していくのは時間と労力が必要なとても大変な作業になります。 それでも、あれだけのボリュームを扱わなければ見出すことができないものがあるからこそ、SAさんたちのプロジェクトではそれをやってきているんですね。

大事なことは、付箋(情報の単位)の量が自分たちのものよりも遥かに多かったことです。多くの種がなければ練り上げられたものが出てこないのは、どんな問題設定でも共通しています。アイデア出しやディスカッションなんていうと針の穴を通すような"ひらめき"が降ってくるようなイメージがあるかもしれませんが、その実まったく逆で泥臭くて地道な作業の中から練って練って拾い上げることがほとんどです。

今回の授業では時間の制約でSAさんたちのものと同じクオリティや成果を求めてはいませんでしたが、それでも本質的な部分や全体の流れは同じですし、それを一度通しで経験して各チームの時間外作業でブラッシュアップしてくれることを期待しています。SAさんはみんなと同じことをこの授業でよく頑張って、半年後から始まる3年プロジェクトの前期であれを作り上げてきているのですから、みんなもきっとできるようになります。

 

いよいよ本格的に動き出したCD応用演習です。企画立案は自分たちのゴールを設定するとても大事なフェーズですので、十分な調査と議論をして欲しいと思います。

 


バシッとキメてもらいました

SAさんの親身なアドバイスはとても助かります

2020年10月5日月曜日

CD応用演習2020#03

こんばんは、たろぐです。明日が誕生日です。

今日はジャパンGEMSセンターの鴨川先生にお越しいただき、特別講演をしていただきました。内容の面白さはもちろんのこと、ワークショップの組み立てや展開、そこに込められた考え方やそれをどう伝えてくれたのかなど、その場だけでは吸収しきれなかったボリュームと密度だったと思います。是非、チームのメンバーでふりかえり、分析や分解をしてそのエッセンスを参考にしたり取り入れたりして欲しいと思います。

僕個人として今回一番印象に残ったのは「やってみる」から、やる。です。やってみることで、とりあえず状況の当事者となり主体となる。能動的にコンテンツに向き合ってもらうというスタートを切ることができる。これはとても大きいことだと思います。もちろん、この「やってみる」をやってもらえるように促すところが工夫するポイントなのですが、子どもたちからの明確な最初のタッチポイントとして「やってみる」に持っていくように考えてみるといいのではないでしょうか。

次回からいよいよアイデア出しに入ります。たくさんのインプットを基に、アウトプットに繋げていく最初の山場ですので、この1週間で十分に準備をして次回授業に臨んで欲しいと思います。

鴨さん

髪切りました

めっちゃ触ってくるじゃん