2013年10月28日月曜日

CD応用演習2013#06 プロトタイプ制作

こんばんは,たろぐです.

前回,ダーティープロトを作ることで今自分たちが作ろうとしているコンテンツの大枠が見えてきたかと思います.それを踏まえて,より具体的に煮詰めていくための試作品,プロトタイプを作り始めました.

プロトタイプを作ることで,実際に使う状況をより具体的にイメージし,学びのシナリオが正しいかをさらに精査していきながら,コンテンツの設計を確認していくことができます.中間プレゼン・プレプレゼンはそれをしっかりと確認するための一里塚ですし,そのためにもプロトタイプをきっちりと完成させる必要があります.

話を聞かせてくれたグループには個別にレビューをしましたが,改めて全体に向けてざっくりというと,僕は皆さんのコンテンツに対して,

  • コンテンツに子どもたちを巻き込むような導入やシナリオがあるか
  • 学びのゴールを子どもたちと共有してからコンテンツに入っていくようになっているか
  • 子どもたちが能動的に関わるような使い方になっているか
  • コンテンツに触るときの子どもたちの所作が実際の現象を連想させるような意味的な繋がりをもっているか
  • 3択クイズのような安直な選択問題になっていないか
  • ふりかえりはあるか

といったことに注意して見るようにしています.

特に,子どもたちにまず[:疑問・分からないことという自覚]をもってもらい,それをコンテンツを通じて[:理解・分かったという自覚]にしていくようになっているかというのは,学びの実感に必要なことなので,導入やシナリオ・パッケージといったことがとても重要です.













謎の怪人が…















今週のべちこ




べちこはいつでもみんなのことをミテルヨ…


今週のmam͜a͉zon.co.jp


不思議な存在感でした


珍しくお休みの週を挟みますが,次回のプレプレゼンに向けて準備を進めていって欲しいと思います.
次回はもっと改良されたり具体的になったりしたものを使って,さらに深く議論できるようになるのを期待していますね.

2013年10月21日月曜日

CD応用演習2013#05 プロトタイプ制作:ダーティープロト

こんばんは,たろぐです.

今回からプロトタイプ制作に入りました.今まではイメージや紙に書いた状態だった企画案を実際に形にしていくことで,より具体的にユーザが使うシナリオやアイデアの実装を詰めていくことになります.

今回作ったのはダーティープロトという,さくっと作ってすぐに壊すのが特徴のプロトタイプです.この,すぐに壊すというのが肝で,なんだかんだと作っていくと,愛着が湧いてきて大事にしたくなってしまうのをガマンしなくてはなりません.ダーティープロトを作る目的は,作ろうとしているコンテンツの大きさや形,使っているシーンのイメージなどを素早くざっくりと把握するためです.なので,ディティールやクオリティをここで追い求めてしまうと時間がかかってしまって目的がずれていってしまうので,すぐに壊せるように作るということが必要になるんですね.もちろん,物を大事にすること自体は美徳なのですが,ここでは次に繋げていくために涙を飲んで作ったダーティープロトを壊しましょう.


描きます.


切ります.




レトルト天国!





こんな感じになる,っていうイメージをざっくりと作っていきます(画像はしろくまちゃんです)



レトルトの女王さま(※レトルトの持ち主は別の人です)




今週のべっち





iPyramid



べっちさん体調イマイチだったみたいなので,お大事に!





喪黒しゃーしゃ福造


記録を撮ります.


インタラクションを実現するための機構の実験






ボーリング


お団子ヘア可愛い.


紙粘土で模型を作成しています.





測って,


切る.




( ˘ω˘)スヤァ…


というのは冗談で,まばたきした瞬間が撮れただけです.



津波が押し寄せるイメージ


べっちズ


実験中です.


私たち,結婚しました!




レゴ,いいよね.






看板は大事だよね.プロダクトの世界観にユーザを巻き込む入り口になってくれる.


気になること・大事なことはどんどん書いていこう.


完成!撮って記録に残します(ダーティープロトは残さないので)


こんな感じ.形も大きさも.




この時期は来年度プロジェクトも気になる時期なので,先生に相談している学生もちらほらいます.


ここから3枚かっこいい男の子コレクション




プロトタイプを作っていくことで確認できたこと・課題点などがたくさん出てきました.


爪楊枝(頭)


疲れたー


後ろ…


もうみんな疲れてて変なテンションになってます(ニコリ…


こんな感じにダーティープロトを作っていき,コンテンツのスケール感やユーザのシナリオが少しずつ具体的にイメージできるようになってきたのではないでしょうか.もちろん企画案を考えたのは自分たちなので,本当は頭の中にそういったものは全てあるはずですが,実際にダーティープロトを作っていくと,自分たちの頭の中にあるアイデアが思ったよりもふわっとしていて詰めが甘かったところもあるかと思います.頭の中の理想像は結構都合のいい端折り方をしていて,そのままだと実現・実装できないことが多いです.それに気づいて,企画案の改善に反映できるような手がかりが掴めたのであれば,ダーティープロトを制作した成果が得られたのだと云えます.

今週の可愛い





ではまた,次回.