2016年10月31日月曜日

CD応用演習2016#06

こんばんは、たろぐです。

今回の授業では、シャッフルディスカッション、アイデアの絞り込み、プロトタイピングについて進めました。



今週の課題でグループごとに30個のアイデアを用意してきてもらったので、それらの中からよさそうなものを10個程度まで絞り込んで、シャッフルディスカッションでほかのグループの人たちに説明をして、意見やコメントを出し合いました。前回までは、ブレストでアイデアを発散的にでも出していく「量で勝負」の段階でしたが、みなさんのTumblr記録でも書かれていたとおり、時にはまとまらずに方向性を見失いがちになります。なので、そういった足し算のアイデア出しをした後は、引き算をしていき、改めて議論のフォーカスをまとめていく「質で勝負」の段階に進める必要があります。

それらを踏まえて、グループでまとめたアイデアを教員と議論し、これから制作するコンテンツの方針を決定しました。結果から言うと、たぶんこれからもっとブラッシュアップしていく必要があると思います。
議論の中で学生から聞いた興味深いこととして、いくつかのアイデア案の中でシャッフルディスカッションではほかのグループの学生から好評価だったものが教員側には不評なものが多かった、ということがありました。いくつかについては、ゲーム性を持たせることに意識が向かいすぎてしまい、ゲームのためのゲーム性になってしまっているものがありました。そういったところには、なぜゲーム性があるのか、あるとしたら誰がどういうプレイヤーになるのか、などを議論・検討するように求めたと思います。まだコンセプトとか方針とかのふんわりした方向性なので、荒削りというか削っていないというか…たぶんユーザーとなる親子がどういったシーンでどんな使い方をしてどういった学びの体験を得られるか、ビジョンが見えてないところが多くあるのではないでしょうか。それらをこの1週間(と、その先ずっと)グループで議論し煮詰めていってほしいと思います。
もちろん、方針自体がうまく決定できたところも次の具体化していく段階で悩むことが出てくるかもしれませんし、今回なかなか苦労したところが逆になることも往々にしてあります。今回の議論で出てきたアイデアで全てがデザインできたわけではありませんので、自分たちが制作するコンテンツが必要とする本質に沿っているのか、常にそこを確認しながら時には柔軟に修正していきながら進めて行ってほしいと思います。

授業の後半では、次回から中間プレゼンまでに進めていくプロトタイピングについての説明をしました。まずはダーティープロトタイプでざっくりとした形や大きさから、そこから徐々に細部や機能がイメージできるようなプロトタイプを作り、上記のような議論をより正確で細かい粒度でできるようにしていきましょう。

2016年10月24日月曜日

CD応用演習2016#05

こんばんは、たろぐです。

今回はアイデア出しのための準備の時間でした。ブレストをしてアイデアの種をたくさん用意する。その中からいいアイデアを組み上げていく。グループで30個のアイデア出しは大変かもしれませんが、例えば3個のアイデアの種からいいアイデアを練り上げるってのはとても難しいことですよね(いっこいっこの種の重要度が高くなり、アイデア精度が問われるという意味で)。30個も用意できれば、色んな可能性に分散できるので、練り上げるアイデアもよりいいものに近づけると期待できます。
アイデアの種は、それ自体がそのままアイデアにならないことも多いです。というか、授業で出たものについては、見た範囲ではどれもそのままではコンテンツにならないと思います。
ただ、それぞれのアイデアの種の中には、使えそうな要素や矛盾していたり目的に合致しなくて使えなさそうな要素が混ざって入っています。アイデアの種を丸ごと捨てたりすることはしないように気をつけて、ひとつひとつの要素をちゃんと分解し分析・議論して、いい要素を組み合わせることで、新しくいいアイデアを組み上げていけるようにするといいと思います。

あとは、「屋外で親子が楽しく学べる自然科学学習キット」を、「屋外で」「親子が」「楽しく」「学べる」「自然科学学習」「キット」としてどこまで自分たちのアイデアがこれを実現できているのか、そこを常に議論の真ん中ら辺に置いて、アイデアを深めて練り上げていって欲しいと思います。

後半にBlenderを使ったモデリング概説をおこないました。3DCGを全くやったことないところから1時間で歯車をモデリングするので、結構大変だったかと思いますが、あれが皆さんのアウトプット方法の選択肢を増やしてくれれば幸いです。
資料はWebに置いてありますので、確認復習などにどうぞ。
http://www.ne.senshu-u.ac.jp/~cd/2016/cd_web/files/Blender.pdf


2016年10月17日月曜日

CD応用演習2016#04

こんばんは、たろぐです。記念すべき100エントリ目です。

今回は、情報整理およびアイデア発想法であるkj法を学びました。ただカテゴリを分けるのではなく、要素の抽象化をしてそこから因果関係や概念、さらには見えていない関係性や要素といったものを探り、問題解決のためのヒントやひらめきを生み出そうとする手法です。
2時間ぶっ通しで新しいことにチャレンジしたので、結構疲れたと思いますが、こういったものはとにかく経験してみる・試行錯誤してみることでしか勘所が見えてこないので、今回はいいきっかけになったはずです。
まだまだブラッシュアップできるところは多くあると思いますが、もともと完璧にできるというものは存在しないことですし、これを叩き台にこれからの議論で出たことを追加・アップデートしていって欲しいと思います。


2016年10月3日月曜日

CD応用演習2016#03

こんばんは、たろぐです。

今回は、午前中に小学校訪問をして、ユーザとして想定している世代の小学生とコミュニケーションをとってきました(僕は午前中は駒女で授業なので残念ながら参加できず)。また、午後の授業では、石岡市北小学校の冨田先生をお招きして、特別講義をしていただきました。