2012年10月1日月曜日

CD応用演習2012#02

こんにちは,たろぐです.

 第2回目の授業は,午前に小学生とのワークショップ兼交流会,午後は上越教育大学の久保田先生をお迎えして特別講義をしていただきました.全日通しでの活動でかなり疲れたのではないでしょうか?僕はすごい疲れました.

 午前中のワークショップについては,色々と面倒なことになるリスクを避けてここには写真を掲載しませんが,ひとりで数人の小学生を相手にするということが如何に大変か,小学生たちの溢れんばかりのエネルギーを目の当たりにして実感できたと思います.その数倍にもなる1クラス単位の小学生を相手に毎日奮闘なさっている小学校の先生方には頭が上がりません.

 実際に小学生と交流をしてみて色々と感じたり観察できたりしたことがあると思います.行動や興味について,男の子と女の子,身体のサイズや力,語彙や知識の出方や入り方など,実際にユーザに触れ合ってのリサーチというのはなかなか機会があるものではないです.これから制作していくコンテンツ・プロダクトは彼ら彼女らが実際に使い,こちらが用意した学びをきちんと提供できるかということが成果として求められます.アイデアを考えたり議論したり制作したりするどの場面でも,ユーザのことをその中心に添えることを忘れないようにしてください.


 午後は上越教育大学の久保田先生による特別講義でした.まさに同じ日の午前中にユーザとなる小学生たちと接したばかりなので,久保田先生がアドバイスしてくださったような子どもたちはどのように学ぶのかというお話は非常に参考になったと思います.


 学年ごとに段階的に学習目標が上がっていく.ユーザとなる小学生たちが(本人たちはそういった大きな学習指導の流れは知らないし意識することもないでしょうけど)どのような学習目標のカリキュラムで普段の授業を受けているのか,そこを踏まえた上で僕たちはどんなものを提案・提供できるのか,久保田先生のアドバイスを参考にして制作するもののアイデアを練りあげていってください.



 そして,小テストを受けました.人によってはかなり苦戦していたようですが,もちろん今の段階でそういうことはあるかと思いますし,何年も前のことを忘れてしまうのは仕方のない事かもしれません.しかし,当然これから教材を制作するにあたって正しい知識の上に教材が作られていかなければなりません.今のうちに知識を補強し,理解しているつもりになっているだけではないかを疑ってちゃんと裏を取ることを忘れないようにしてください.間違った知識の上に作られた教材などは無益どころか誤解を招く害になってしまいます.何よりも大前提として自分たちがこれから扱うことについての知識が正しいものであるということを確実にして演習に臨んでくださいね.




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