2014年9月29日月曜日

プロジェクト2015企画書総評

こんばんは,たろぐです.

今回のエントリは夏課題「プロジェクト2015企画書」の総評です.

  • もっと事前リサーチを深めよう
企画書の中に既に実現されているものや類似しているサービスがあるものが見られました.それら既存の事例で十分なのか,既存事例には不足点や問題点があって,そこを解決するものを提案しようとしているのか,事前リサーチをより充実させ企画書でそれを言及することで,企画書としての説得力が増すと思います.

  • プロジェクト企画と世界との接点をはっきりさせよう
誰にとっての問題意識なのか,この提案によって誰のどういった問題が解決したり,世界がちょっと広がるのかなど,モチベーションについてはもっとはっきりとさせた方がいいです.
 「ステキな何か」で「みんなが幸せになる」みたいな提案は企画書としてはふわっとしすぎていて具体性に欠けるので,対象が抱えている問題の構造や性質がどういったものかという分析をして,それを解決できる仕組みを提案するといったような通らなくてはいけないポイントを明確にするように意識してみましょう.

  • ゴールの設定が曖昧な人が多かった
出題の文章を読んでいないので,滅多なことを言えないのですが…かなり多くの企画書で見られたのですが,アプリやサービスの企画なので,目標として「アプリを制作する」や「サービスを作る」なのは当然で,それでは何も言ってないのと同じです.
 上記ふたつにも繋がりますが,その企画と提案するアプリやサービスによってどういう問題の構造を解決できるような方向に転じていくのかといったことや,作ったアプリやサービスの評価や継続運用についてなど,作りっぱなしにならないように考え無くてはならない部分というのは結構たくさんあります.それらを意識したゴール設定をするといいのではないでしょうか.

  • 「アプリ/サービス内コミュニケーション」「共有」は万能じゃない
コミュニケーションツールが充実どころか蔓延しているような時代ですので,アイデアがここに絡んでいくのは仕方のないのですが,コミュニケーションの形態,コミュニケーションツールができること,コミュニケーション相手との距離感など,企画で取り組む内容とコミュニケーションについては丁寧に分析して欲しいと思います.
 特にコミュニケーションツールによるコミュニケーションは万能ではないですし,マジックワード的に「コミュニケーション」に投げてしまうのは企画提案として適切ではないでしょう.同様に共有についても,なぜ共有するのか,共有することでどうなるのかを考え,とりあえず共有しておけばいいだろうとならないようにして欲しいと思います.


  • 興味深かったもの
個人的な興味関心に依っている部分が大きいのですが,総評とは別に興味深かった企画案はこちらでした.
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