2011年11月7日月曜日

CD応用演習2011#06 プロトタイプ製作とアクティングアウト

こんばんは,たろぐです.

今回は,前回に引き続きプロトタイプ製作を行いました.また,それに続いて後半はアクティングアウトを行いました.プロトタイプ製作については,前回書いたようにただ頭の中で考えるのではなくて,作っては壊しによって自分たちが作ろうとしているものを自分たちの中でより明確にしていくことが大事です.それと同時に,自分たちが作っているものがどのように使われるのか,ということを確認剃る必要があります.これもまた頭の中で考えているだけでは分からないことがたくさんありますので,それを実演することによって確認する.ユーザとして観察している人からのアドバイスをもらうということで本当に自分たちが考えているようなシナリオが実現できるのかを確認するのがアクティングアウトの目的です.



今回のを見るに,各グループでどういうものを作ろうとしているのかということは徐々にイメージができているように思いました.ただ,ここでもう一度自分たちで確認してもらいたいのは,それは「なにを学ぶためのもの」なのか,そしてそれは「どのようにして学ぶことができる」のか,ということです.今自分たちが作ろうとしているものがそれに照らし合わせて合致しているか,目的をどのように達成するためのものなのかを説明できるような整合性を持っているか,を常々考えながら意思決定をしていって欲しいと思います.



いつの間にかモノを作ることが目的になっていて,それの難易によってモノ自体の完成像が変わってしまう,結果として作っているモノがなんの為にあるのかが分からなくなってしまうことはよくある迷走です.もちろんなんでも作れるわけではないので,自分たちの技術的な制約はありますが,それによって代替案に差し替える時には,それが技術的に可能かどうかだけでなく,その代替案で自分たちの目的(ここではあるトピックを学ぶということ)が維持できているかについても十分に確認してもらいたいと思います.



授業では最後にC班さんのを実演してもらいました.もちろん改善すべき点は残されていると思いますが,ユーザである子供たちがツールを使うことで学習に参加するという状況を創り出しているということについて,どのグループよりも成功していると思います.一方でユーザが受け身になりがちなものになってしまっているところもありました.僕らが作ることのできるモノがどのような利点を持っているのかのひとつに,インタラクションというものがあると思います.それを十分に活かすためにはコンテンツがユーザを受け身にしてしまうものではないようにすべきだと思いますので,よく検討してみてくださいね.



ただいま2011/11/07(月)の午前4時半,あと10時間後には中間プレゼンとなりますw 今日は小学校の先生方や先輩,OBなども見てくださるでしょう.現時点での自分たちが作ろうとしているものの構想をきちんとお伝えして共有し,たくさん意見をいただいて改善のための指標にしていきましょう.



今回は写真が間に合わなかったので後日こっそり写真を追加します…ムネン

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