2013年9月29日日曜日

CD応用演習2013#ex 生田緑地フィールドワーク

こんにちは,たろぐです.
9月29日は日曜日でしたが,生田緑地にあるかわさき宙と緑の科学館さんのご協力でフィールドワークをおこないました.
前半は生田緑地を歩いて実際に地層を見て回る地層観察フィールドワークでした.幸いとてもいい天気で少し暑いくらいでしたが,絶好の散策日和の中「ナマの地層」を自分たちの目で見て,スケール感を手にとることができたと思います.


ゴキゲンです.


かわさき宙と緑の科学館の大泉さんに案内してもらいながら,実際の地層を目で見て手で触って足で歩くことで,生の情報を得ることができました.








地層と苔の存在感に胸がドキドキしますね.はい,カメラの自慢です.





なにげなく化石があったりします.


いい苔です.苔グラファーとしてテンションあがります.



見てすぐに分かるくらいに綺麗に層になっています.そして,そういった「観察して分かる情報」が地層ができた時代のさまざまな環境を僕らに教えてくれています.これら「生の情報」と「知識となる情報」を繋いでくれる仕組みを提案することも,地層学習には必要だと思います.





山の中をどんどん登っていきました.地層の歴史をなぞるということは,何十億年という積み上げを登っていくということですね.僕らですら山を登りそこにある高く積み上がった地層を見ていくということに大きなスケールを感じるのですから,身体がまだ小さい小学生たちにとって,そういった実体の大きさ的にも時間の流れ的にも巨大なスケール感というものはとても重要な要素だと思います.


これもいい苔です.


ポイントごとに大泉さんが説明をしてくれました.大事なのは,そこに書いてある地層の名前という結果ではなくて,その層が持っている特徴はどのように捉えることができるのか,それがどうしてその層にあるのか,その時代はどのような環境だったのか,何があったのか,などの謂わばプロセスに出てくる情報ですよね.


みんなの仲良いのがよく出ていて,いい写真です.


いい苔でした.



特徴的な地層は見ていてとても面白いです.地層そのものだけでなく,そこにある今の環境からも地層の情報を得ることができるいい例ですね.


生田緑地の地層観察フィールドワークから帰ってきて,次はかわさき宙と緑の科学館で実験をさせてもらいました.展示されている地層の柱は,片面だけでなく柱全体をラッピングしてあることで,横方向への拡がりをちゃんと意識できるようになっていますね.


ここからは椀がけを実際にやりました.なかなか鉱物を仕分けることができなくて大変でしたね.










終わったら顕微鏡で観察しました.顕微鏡なんて何年ぶりでしょう… 実際に拡大されて粒子を目で見ることができると,それぞれの土ごとの成り立ちや特徴が目の前の粒子の様子と結びついて,とても印象深く残ったのではないでしょうか.

完全に同じ角度の2枚.






スマートフォンで顕微鏡から見える様子を撮影してみました.結構いい感じに撮れてるでしょ?2種類の土を椀がけしたのですが,それぞれの特徴がはっきりと出ていて,一括りに土といっても全く違うものなのだということがよく分かります.



これらの,拡大して見ることができるもの,手や目で感じられること,層になっている現場で観察できること,などを繋ぐことで,教科書に書いてあるだけではない知識や理解といったものを獲得することができるものが作り出せるのではないでしょうか.皆さんにはこのフィールドワークで自分たちが感じ取ったものを制作物に活かしていって欲しいと思います.

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