2016年10月3日月曜日

CD応用演習2016#03

こんばんは、たろぐです。

今回は、午前中に小学校訪問をして、ユーザとして想定している世代の小学生とコミュニケーションをとってきました(僕は午前中は駒女で授業なので残念ながら参加できず)。また、午後の授業では、石岡市北小学校の冨田先生をお招きして、特別講義をしていただきました。




朝からの長丁場もあってか、先生のご講演中にウトウトしている学生もいましたね。それに対して、そのあとにやったスキヤキハイクやミジンコなどのペーパークラフト制作ではみんな活発にワークショップに参加できていたと思います。
僕は偏屈教員なので、みんながウトウトしていることをちゃんと怒っている、とかではなくて、むしろ僕はここに大事なヒントがあると思っています。それは、ある状況にいる人が眠くなっちゃうのか活発でいられるのかの差が、そこでの行為に関係しているのではないかということです。
それぞれの状況での行為を見ると、スライドを見る・話を聞くなどというのは受動的な要素が大きく、鏡を覗き込む・歩く・ハサミで切る・組み立てるなどは能動的な要素が大きいですよね。能動的な要素が多いほど、本人が参加しているという自覚が強く感じられ、それがウトウトしていた学生を活発にしてくれたのではないでしょうか。
ということは、みなさんがこれから取り組むコンテンツも、同じようにユーザが能動的に関わる要素が多くなるような仕掛けを組み込み、コンテンツやフィールド(ここでは宙と緑の科学館や生田緑地かな)に興味をもって参加しているという状況を作り出せるようにすることが、ユーザと自然環境・自然科学をつなぐフィールドミュージアムとして大事なポイントのひとつになるのではないでしょうか。


もうひとつ、ご講演のスライドから大事なヒントになるものがありました。導入の工夫として、「なぜ?・どうして?・はてな?」を子どもたちに感じてもらう、コンテンツの入口で共有してもらうということです。
どういったテーマや内容であれ、この演習で制作するコンテンツには必ず目的やゴールがあります。それはつまり、問題や課題・謎や不思議といったものが最初にあるということです。そこを子どもたちに自覚してもらい好奇心を持ってもらう、そしてそれをこのコンテンツを通じて考えてみよう、理解しよう、といった道筋とゴールを承知してもらうことで、子どもたちにコンテンツに能動的に取り組んでもらえる導入の流れを用意することが大事です。
子どもだけでなく大人も同じですが、分かっていないことや問題点を自覚するのは、なかなか難しいことです。ユーザが気付いてすらいない問題を明らかにし、しかも解決しちゃう。デザインってスゴいですよね。

そんなこんなで、丸々1日の長丁場、お疲れさまでした。まだまだインプットが多い段階なので、授業はゆっくりな進行ですが、そろそろディスカッションと企画立案のステップに入っていきます。ここから徐々にアウトプットとプロトタイピング、リテイクと制作のサイクルが回り始めると思います。思考と試行錯誤と粘り強さが求められていきます。大変ですが、先生方TASAさんがとても献身的にみんなをサポートしてくれていますので、一緒に頑張っていきましょう。










MiLK!!




面白そうなことしていると聞きつけて遊びに来てくれたexplaceさん

















めちゃいいレンズ!(触らせてもらって終日ウキウキでした)


強いレンズのSAさん!













目をいたわるの、大事。











いいレンズ!











10月6日が僕の誕生日です。

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