前回,テンプレートをあれこれ試していたらURL自動生成されていて,今はやめたテンプレートへのリンクを告知してしまいました.改めて,たろぐのURLはhttp://cd-talog.blogspot.com/です.
日曜に生田緑地にて青少年科学館の方に地層ワークショップを開いていていただきました.始まる前にちょっと雨が降ってきちゃってどうなることかと思いましたが,とりあえずなんとか持ちこたえてよかったですね.
さて,如何だったでしょうか?地層ワークショップ.僕自身はかなり興味深く面白い体験ができたと思います.いわゆる泥として認識しているものと地学で定義された泥との違い,粒子の大きさで定義そのものは変わるようですが,実際にはその組成に起因して手触りや色などといった様々な要素が変わっているということにも気づくことが出来たのではないでしょうか.

粒子の細かさという,非常に小さい単位を僕らが目で体感的に確認することは難しいです.なので,例えば顕微鏡で拡大したものを見たり,「xxミリメートル未満」といった知識で補ったりすることが多いのですが,今回のように実際に手で触ると,触感でその差を実感することができたのではないでしょうか?また,地層になっているその場の状況から考えることで,推測できることも多かったと思います.あのワークショップで体験した,現象・状況へのそういったアプローチこそが教科書を読んでいるだけでは触れることのできない学習の形だと思います.
今やっているような理科の現象・状況には因果関係というものが存在します.そこに目を向けるような学習を促すことは,理科に限らず因果関係によって構成されている様々な場面への応用力がつくのではないかと考えています.それは,答えが最初からある問題を解くのとは違います.正解を答えるというのは,銀削りで「当たり」を引くようなあっさりとしたものになりがちですが,因果関係から考えるというのは,状況を把握するところからその理由までを広く深く考察することができます.場合によってはテストの答えのような明確な答えが導き出せないこともありますが,それは地層を実際に見に行って分かるように,長い年月と複雑な事象が絡みあう現実では珍しいことではないと思います.そしてそれは考えるという行為の本質や重要性を少しも損なわないはずです.
といったように,実際に自分を状況に対峙させ,そこにあるもので考えるという行為は非常に有意義で学ぶことが多かったと思いました.残念ながらざっと見た感じ,ただ山の中をだらだら歩いていただけの学生もいたようですが,その質の低い姿勢が半年後を待たずに同じ教室にいる同期に大きな差をつけられてしまうということにもっと危機感を持ってもらいたいなと思います.
このエントリーの最後に.
R.I.P. Steve Jobs
あと,今日は僕の誕生日です☆
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